2021年9月14日、過労死の認定基準が改定されました。
20年ぶりの改定でした。
ただし、いわゆる過労死ライン(直前の1か月100時間、直前の6か月の平均が80時間)が変わることはありませんでした。
過労死弁護団全国連絡会議のコメントは下記のリンクの通りです。
過労死110番 | いわゆる脳心臓疾患の労災認定認定基準改定についてコメントを出しました (karoshi.jp)
私個人としても過労死ラインについて見直されなかったのは残念です。このラインにわずかに届かないために労災認定されない事案もありました。
ただし、労働時間以外の要素がより細かく認められたことは評価できます。これによって、時間が100時間、80時間に届かない事例でも一定の場合に労災認定がなされることになりました。
これを踏まえて、労災認定を目指したいと思います。
2021年12月から、精神障害の認定基準についての専門検討会が始まりました。こちらも注目です。