2017年11月13日、過労死等防止対策推進シンポシンポジウム 岐阜会場 が行われました。
岐阜では、
労働局 労働基準部 監督課の佐藤健二課長のご挨拶
岐阜市で自殺をした公園整備課長の配偶者であった伊藤左紀子さんの報告
この自殺を受けた岐阜市の取組を、岐阜市の杉原太課長の報告
私の、地方自治体の過労死防止の取組として豊川市の例の報告
医師櫻沢博文氏の「職場のメンタルヘルス対策」講演
過労死遺族の吉田典子さんのお話し「私の陽介はどうして死んでしまったの?」
が行われた。
約110人の参加で盛況でした。
平日の昼間という時間帯であったがこれほど多くの方が集まったところにこの問題の関心の高さが伺えました。
岐阜市の過労死等防止に関する取組については、岐阜市がホームページで公開しています。
http://www.city.gifu.lg.jp/31020.htm
そこには、「平成29年7月、元市職員の自死が、強い精神的負荷に起因する公務災害と認定されたことを受け、二度とこのような事案が発生しないよう市をあげて再発防止に取り組んでいきます。」との記載があり、過労死等防止の取組が職員の自死について、公務災害と認定されたことが契機であることが明記されています。
そして、「特に元職員の命日(11月26日)を含む後半の2週間を「岐阜市過労死等防止強化週間」と位置付け、様々な取組を実施」とわざわざ記載して取組をすることとしています。
岐阜の報告があった後、私から、その前の豊川市の過労死等防止対策の取組について紹介しました。
豊川市はパワーハラスメント防止対策についてホームページで公開しています。
http://www.city.toyokawa.lg.jp/shisei/jinnjishokuinsaiyo/kenshu/komugaisaigai.html
そこでは、「平成24年2月22日に、元市職員に係る公務外災害認定処分取消請求事件について、最高裁判所は、地方公務員災害補償基金側の上告を棄却し、難度が高くトラブルが発生していた公務の状況と上司によるパワーハラスメントの心理的負荷に起因する公務災害と認めた名古屋高裁判決が確定しました。
この判決を受けまして、豊川市としてパワーハラスメント再発防止の取組を下記のとおり実施しています。」
と記載されています。
豊川市は、この内容を当時広報誌にも掲載して市民に公開しています。
櫻澤博文先生のお話は、メンタルヘルスの対策について幅広くお話しでした。
櫻澤博文先生は、合同会社バラゴンの代表者です。
メンタルにならない様に、なったときにどうすれば良いか。分かり易く説明がありました。
そして、吉田典子さんのお話。
お母さんの悲しみが良く伝わってきました。
司会の方が泣いておられました。
参加者は約110名
昨年より着実に増加しています。
多くの方が過労死等のこと。過労死を考える家族の会のことを知ってもらいたいともいます。
愛知では11月28日午後1時半から開催しました。