過労死等防止対策白書が発表されました。
平成28年過労死等防止白書が発表されました。
過労死等防止対策白書は、過労死等防止対策推進法(議員立法により平成26年成立・施行)に基づき、国会に 報告を行う法定白書です。今回が初めての国会報告になります。
≪参考≫ 過労死等防止対策推進法(平成26年法律第100号)
(年次報告)
第6条 政府は、毎年、国会に、我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のため に講じた施策の状況に関する報告書を提出しなければならない。
その内容
白書の目次をみると次のような構成になっています。
第1章 過労死等の現状
第1節 過労死等の現状
第2節 労働・社会面からみた過労死等の状況
第2章 過労死等防止対策推進法の制定
第1節 過労死等防止対策推進法の制定の経緯
第2節 過労死等防止対策推進法の概要
第3章 過労死等の防止のための対策に関する 大綱の策定
第1節 過労死等の防止のための対策に関す
る大 綱の策定の経緯
第2節 過労死等の防止のための対策に関す
る大 綱の概要
第4章 過労死等の防止のための対策の実施状況
第1節 調査研究等
第2節 啓発
第3節 相談体制の整備等
第4節 民間団体の活動に対する支援
となっています。
(資料編) 1 関係法令等
2 関係指針・通達等
3 過労死等防止対策関係予算の状況
関係法令、通達は必要な内容がまとめっていて便利です。
※ 民間団体の取組をコラムで紹介
とあり、過労死110番の活動等も紹介されています。
過労死等防止対策白書は、厚生労働省のホームページからダウンロードできるようになっています。図表などはデータでもダウンロードできるようになっています。引用するときにも便利である。
「我が国の労働者1人当たりの年間総実労働時間は緩やかに減少しているが(第1-1図) 、これは、パートタイム 労働者の割合の増加によるものと考えられ、パートタイム労働者を除く一般労働者の年間総実労働時間は2,000 時間前後で高止まり(第1-2図)」過労死等の現状