本日は、愛知労働大学(労働法コース)で「職場のハラスメントとメンタルヘルス」という題で講義をさせていただきました。
午後6時45分から8時45分までの長時間。熱心に聞いていただきました。
セクハラ、パワハラの意味。
安全配慮義務とは何か。
そして、現実にパワハラで裁判になった例を紹介しました。
本日強調したかったのは、ハラスメントは本当に難しい問題ですが、放置していると大変なことになる。特にメンタルの問題になると大変であり、メンタルの問題は自殺の危険もあり、命の問題でもあるということです。
実際に争いになり、裁判になったときにどれだけ不幸な事態になるのか。
それぞれの職場で、使用者側も、労働者側もいろいろな言い分があるでしょう。しかし、難しいからといって放置していると大変なことになる。
そんなお話をしました。
紹介した裁判例。どれも、あらためて紹介すると悲惨な例です。
参加された方は、いろいろな立場で現実にそのような問題に直面している方だとおもいます。今後、さらに問題を深めていただき、日々の現場に活かしていただければと思います。
現場では、メンタルヘルス不全になった方の職場復帰の問題等も深刻だと思いますが、本日は取り上げませんでした。又の機会にお話ししてみたいと思います。