離婚事件

 

 最近、離婚に関係する相談、依頼を受けることがあります。知人、友人からの紹介事件がほとんどです。家庭裁判所では、いろいろな弁護士に会います。離婚事件は多くの弁護士が担当している事件のようです。私も、常時事件を数件担当しています。

 

 離婚の件数が増えているのかと思い、厚生労働省のホームページで離婚件数などを調べてみました。統計が紹介されています。これを見ると平成20年の時点での日本の離婚件数は約25万件ですが、減少傾向です。平成24年は約23万件で、さらに減少しています。もっとも、調停、和解、裁判離婚の割合が増えているそうです。

 

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/rikon10/01.html

 

 

 

 相続も含めた家事調停事件は毎年増える傾向にあるようです。

 

http://www.courts.go.jp/sihotokei/graph/pdf/B24No4-1.pdf

 

 

 

 ところで、遺言、相続関係の事件より、離婚事件のほうが、弁護士を委任して調停する割合が低いそうです。法律的に困難な問題点が少なく、また、費用の問題もあるのかも知れません。しかし、代理人がついているほうが良い解決ができることが多いのではないかと思います。代理人が、必要な法律的なアドバイスをするほか、相談相手となって、解決へ向けてアドバイスできるからでしょうか。